言葉のマナー
結婚式などのお祝いの席では、『忌み言葉』と言われる「切れる」「別れる」「終わる」、2度繰り返す重ね言葉「重ね重ね」「皆々」「たびたび」などの言葉は使わないように会話をするようにしましょう。
昔ほど嫌う人も少なくなってきましたが、やはり避けたほうが良いです。
また、「死を意味する言葉」や「帰る」「出る」「返す」「嫌う」などの別れを想像させる言葉、「流れる」「散る」「病む」「冷える」などの言葉も控えるようにしましょう。
司会や、ご挨拶、スピーチなどをする場合は特に気をつけたいですね。
ただ、最近では、前もってスピーチをお願いするという通常の方法ではなく、披露宴の場になって突然、スピーチに指名されるなんて事もあるようです。
そんな場合は、前もって紙に書いて、入念な確認をしてから披露宴に挑むという訳にはいきません。
そうでなくても慣れないスピーチに突然指名されて、忌み言葉に気をつけながらスピーチをするなんて事は到底出来るものではありません。
そんな時には、忌み言葉の事を考えず、自分の言葉でお祝いしてあげましょう。
もし、忌み言葉を使ってしまった時は、謝ったり訂正などしないで、そのまま続けてください。
そこで訂正をすると、逆に忌み言葉を強調してしまう事になりますし、突然のスピーチと言う事は、出席した全ての方がご存知なのですから、仕方ないと考えてくれるはずです。