和装の髪型1
挙式にもよりますが、和装であれば文金高島田に角隠しか綿帽子、そしておすべらかしが一般的です。
文金高島田とは、明治時代の頃より花嫁の髪型として定着したとされている、未婚の女性しか結うことのできない丸髷で、角隠しは白い帯状のもので髪を覆ったものを言います。
女性には角があるといわれ、角を隠し、しとやかに男性に従うという意味があるそうです。
綿帽子とは、真っ白な真綿を袋状にしたものを頭からスッポリ被るもので、挙式が終わるまで、他の方に顔を見られないようにする為のものと言われています。綿帽子は白無垢のみです。
おすべらかしとは、十二単を婚礼衣装としたときに結う髪型で、江戸時代後期に完成された髪形と言われています。
美智子様や雅子様のご成婚などで拝見したかたは多いのではないでしょうか。
十二単には、垂らし髪という源氏物語などで良く見られる平安時代の髪型もありますが、おすべらかしが一般的のようです。
和装の場合、かつらを被るのが通常で、衣装合わせなどと一緒に、かつら合わせもすると思いますが、このかつらは頭に合っていないと、とても見た目が悪いものなのです。
かつら合わせの時、少し動いたり頭を下げたりして自分の頭に合っているかを充分確認してから決めてくださいね。